文部科学省GP 課題解決型高度医療人材養成プログラム│群馬一丸で育てる地域完結型看護リーダー文部科学省GP 課題解決型高度医療人材養成プログラム│群馬一丸で育てる地域完結型看護リーダー

  • お問合せ
  • サイトマップ

National University Corporation GUNMA UNIVERSITY

Update

お知らせ一覧

平成30年度 群馬一丸で育てる地域完結型看護リーダー事業 講演会を開催しました。

 本事業5年目の集大成として、平成30年9月1日(土)に、群馬会館で講演会を開催いたしました。当日は、一般の市民の方をはじめとする群馬県内・外の保健・医療・福祉関係者、学生等、345人という大勢の皆様にご参加いただきました。

 第一部は特別講演、講師中村伸一先生(おおい町国民健康保険名田庄診療所所長)からテーマ:「いい人生だった」その一言のために~本人・家族ができること、医療介護関係者がすること~」のご講演をいただきました。中村先生の活動はテレビ番組で紹介、ドラマ化もされ、全国にファンがいらっしゃいます。本講演のため、はるばる福井から何時間もかけて来ていただきました。クイズを交えながら、テンポよく、ご自身の経歴、往診や看取り、地域での活動をお話いただき、先生の魅力に聴衆はたちまち引き込まれました。ユーモアとデータの提示もあり、笑いや涙あり、納得、何度も胸に響く言葉がありました。ケアマネージャー(元看護師)さんからの声かけが本人・ご家族の看取りの意思を後押ししたお話では、「まさに、本学のGPに求める地域完結型看護リーダーの目指すべき姿。その人の生活と人生を理解しているからこそ出る言葉だ。これからも看護がんばらねば。」と強く思いました。

 

 

会場からは、「中村先生出演のテレビを観て、医師になる決意をし、先生のようにどうしたら住民とうまくコミュニケーションをとれる医師になれますか?」という本学の医学生の質問や、「私は90歳になりました。先生の話を聞いて、いい人生だったと思えるように、残りの人生を考えて大切に生きたい。」という男性市民の感想をいただきました。その他、多くの参加者が自分の生き方、在宅ケアについて考え、感動した講演会でした。

 

 第二部はシンポジウムです。テーマは「住み慣れた地域での生活を支えるための看護」で、4人のシンポジストにご発言いただきました。まず、本学のGPプロジェクトリーダー神田清子教授がGP教育の実際と評価についてお伝えしました。また、本学の学生、教員、そして、卒業生・修了生が今後大きく、地域の人を巻き込んでの波及効果が期待できることの発信をいたしました。次に、住民代表の山口富雄さんからは魂のこもったお話をしていただきました。自らの介護、看取り体験、その重い苦悩と、苦悩を解きほぐした訪問看護師(履修証明プログラム修了生)との出会い、遺族交流会参加のお話は、多くの方が当事者として共感されたかと思います。月夜野病院院長、櫻井明先生からは、みなかみ町の特性を踏まえた地域包括ケアのしくみづくり、住民主体の認知症カフェ開設、履修証明プログラム修了生のリーダーとしての活躍についてお話いただきました。最後は関根京子さん(青梨子訪問看護ステーション管理者)が履修証明プログラム修了生の代表者として、前橋市と医師会がタッグを組んで作成した、事前指示冊子「私の人生ノート」(前橋市医師会作成)を活用して、自宅での看取りを実現した訪問看護について心を込めて語っていただきました。

 

 

全体ディスカッションでは、医師、看護師だけでなく、全ての人々が地域包括ケアシステムを担うプレイヤーとしての自覚を高め、手をとりあって、住み慣れた地域での生活を実現していく重要性を共有できました。 

市民の一人ひとりが、「群馬で生活して、最後を迎え、いい人生だった」と思えるように、これからも群馬大学では、群馬一丸で育てる地域完結型看護リーダー教育の発信をしていきたいと考えております。

 最後に、講演会開催につきまして群馬県、群馬県医師会・看護協会・訪問看護ステーション連絡協議会、県内の大学、住民の方々に多くのご協力をいただきました。心より深く感謝申し上げます。

 

レポーター  老年看護学教授  内田陽子

(講演会・広報班 班長)

Update

« »

PAGE TOP